今年も小さくひっそり生きていく
小さい頃から貧乏くさいことが好きだった。
三つ折りマットレスで部屋のすみに洞穴をこしらえて、その中で「もう食べ物はこれしか無い…」と呟きながら1つのミカンを惜しむようにゆっくり食べる遊びを1人でやっていた。
貧乏くさいことをするのは私の趣味。
今年はちょっと良い気分なので、何年も放置していた事に着手した。
この壊れたロウソクを溶かして生まれ変わらせる。
このロウソクの紙に「可憐なまたたき」とか「しずくのような可憐なまたたきを見せてくれます」と書いてあるから、何か不思議な燃え方をするのかなと思って買ったもの。
火を点けてみたら普通のロウソクの燃え方で期待外れだった。
数年放置していたらボロボロになっていた。
↓ このガラスのキャンドルは、花火をする時に使っていたから燃えカスが沈んでて黒ずんでいる。
ホコリもこんもり被ってて触りたくないくらいだったけど、汚れをぬぐい取った。
この中にロウソクの欠片を入れていく。
芯を取り除く。
取り出した芯を何本かより合わせて可愛い色合いの芯を作っておく。
溶かして出来上がったのがコチラ
1回目に作った芯はチャポンと沈んでしまったので、また別の色合いの芯を作って入れた。
あんまり壊れてないロウソクは1袋にまとめておいた。
10袋くらいあったのが1袋になってスッキリしたし、いつも部屋の片隅で汚いオーラを放ち続けていたキャンドルが生まれ変わって良かった。
家にあるキャンドル。
ブルーチーズみたいなやつもリサイクルしたやつ。
今はブルーチーズが花火用になってる。
鳥のやつは誕生日とかに使ってる。
こんな生活で満足なんです。私は。
ちまちました事を考えるのが好きだから、人生もちまちましたものになるのだろう。
FXもちまちまちまちまやってるしね。