母が衰えた (ウンコの話あり)
母は歯磨きを怠っていた人なので、歯周病菌によって血管がボロボロ。
78歳の母は最近、日に日に衰えてきている。
今年に入ってからオシッコを5回くらい漏らして、昨日はウンコを漏らしていた。
昨日の昼頃にスーパーの買い物から帰ってきたら家の中がウンコ臭かった。
母「ウンコ漏らしちゃった」
私「下痢?」
母「下痢じゃない」
私「ウンコも我慢できなくなっちゃったの?」
母はパンツも穿かずコタツの中に入ってた。
「ちょっと!パンツくらい穿いてよ!汚いのくっつくじゃん!」 Σ(・ω・ノ)ノ!
母にパンツを穿いてもらっている間に、ゴミの収集がまだ来てなかったから急いで汚れ物を捨てに行った。
戻ってきてもまだ臭い。
母のオケツをチェックしてみたらウンコがべったり付いていた。 Σ(・ω・ノ)ノ!
しかも母が寝具として使っているガウンを尻に敷いていたもんだから、そのガウンにも結構付いていた。
キッチンペーパーを濡らしてオケツを拭きあげた。
ウンコガウンは捨てて良いと言うので、また急いで捨てに行った。
母は震えてヨタヨタしていて息遣いも変で、今年中に死んじゃいそうな感じがした。
お風呂で全身を洗ってあげ、入浴剤の湯の花も入れて温まってもらったら、湯舟の中で少し落ち着いた様子になった。
パネルヒーターで暖めておいた脱衣所で衣服を着せていたら、母の足と手の爪がかなり伸びていることに気づいた。
もう自分で爪をちゃんと切ることも出来なくなっていたんだね。
気づいてあげられなくて悪かった。
母の爪は酷い爪白癬だから変形していて分厚くて切りにくい。
そのため母には素足厳禁にしてたから足の爪の酷さに気づいてあげられなかった。
そのまま伸ばしたら巻貝になりそうなくらい、足の爪がひんまがって伸びている。
親指の爪なんて真上に向かって伸びていた。
暖かい脱衣所に座らせて爪を切ってあげた。
爪や足の裏に木酢液も塗ってあげた。(水虫に良いらしい)
白癬菌がうつると嫌だからゴム手袋して作業したけどね。
お風呂からあがってコタツに入った母はサッパリとした元気そうな顔になって、変な息遣いも治ってた。
私が掃除と洗濯を終えてコタツに入ろうとしたら、
「ミカン半分あげる!」と半分に割ったミカンが置いてあった。
私は小ぶりなミカンが好きで、小ぶりなのしか買わない。
母は1日に4個くらいミカンを食べるから、1個食べきることなんて何てことない。
「別にいいよ!全部食べなよ!笑」
「ミカン半分あげる!」
これが母なりのお礼なんだなと解ったら、何とも言えない気持ちになって顔を一瞬歪めてしまった。
母もそれに気づいたと思う。
「じゃあ食べるよ!笑」といつも通りの私になって答えた。
毎日毎日、母の死のことを考えてる。
まだ生きてるのに、母が死んだあとの自分の生活を想像して悲しい気持ちになる。
特に自転車をこいでいる時なんか「母のいない家に帰る日々が近い将来やってくるんだ」とか考えちゃったりする。
家から近い商店街に行くことも母には難しくなったから、2人でよく歩いた商店街を1人で歩いている時も悲しい気持ちになる。
同じ気持ちを抱えてる人なんてこの世にごまんといるだろうし、母を亡くして悲しんでいる先輩も沢山いることだから、自分も堪えなくちゃあね。
ハァー、人生ってしんどいわ。
母の死が遠かった昔の自分が羨ましい。
50メートル歩くだけで息切れするようになった母。
なかなか立ち上がれないし、トイレに行くのも一苦労。
ペットボトル(1リットル)の側面を切り抜いてオマルを作ってあげた。
トイレが間に合わない時はそれにオシッコをしてもらっている。
オムツはまだ嫌がっている。
家にオムツあるんだけどね。
近いうちに要介護認定の申請をするかも。
気が重い。
ついにここまで来たかって感じ。
家の掃除をしなくちゃ…。(~_~)