葬儀屋を決める
母と子(私)の二人暮らし。
母が死んだら葬儀は全部私が1人ぼっちでやらなくてはならない。
その時の自分はとてつもなく精神的に辛いだろうから、未来の自分をサポートするためにちゃんと準備をしておきたい。
2018年の10月に「小さなお葬式」の早割に申し込んでおいた。
そして現在「小さな火葬式」が通常価格193,000円のところ、168,000円に割引されることになった。もうこれ以上は割引されない。
葬儀屋は2か所、目ぼしいのを見つけたいと思ってる。
万が一、葬儀屋さんに何かトラブルがあって依頼を断られた場合、もう1か所あると安心だと思って。(そんなことほとんど起こらないかもしれないけど)
やっぱり葬儀屋のことを調べるのは気が重くて、なかなか取りかかれなかったけど、その日はいつ来るか分からないし、何も準備してなくて後悔するのは嫌だから、昨晩また検索してみた。
「わかば葬祭」の火葬式が107,800円で頼めることと、戒名無しの読経が4万円で頼めるから、もうここに決めた!
私たった1人のお見送りになるけど、供養だけはちゃんとしたいのでお坊さんは頼もうと思ってる。ただし戒名は不必要だと思ってるから「わかば葬祭」は希望通り。
「小さなお葬式」のほうはお坊さんの手配に5万5千円もかかるし、戒名も授与されてしまうのだ。「わかば葬祭の」戒名付きの読経は6万円~なので、「小さなお葬式」の読経も良心的な価格だと思う。
「わかば葬祭」の資料請求をしなくては。
あと1つ気掛かりなのは骨壺のこと。
母の遺骨はお寺の布袋に入れて共同墓地に埋葬するつもりなので、骨壺はすぐにお役御免になってしまう。
骨壺無しで、桐箱に直接骨を入れて欲しい。それかビニールか。
12年前、独身だった叔父が亡くなった時、私が火葬をしてお骨を自分のアパートに持ち帰った。
叔父は背が高かったので骨量が多く、骨壺に目いっぱい骨が入った。
これがもう重いのなんの。
帰りの電車は席に座れず、茨城県から東京まで我慢して骨壺を持ち続けた。
電車で骨壺を持ってる人って見かけたことないけど、みんなどうしてるんだろう?
宅配便とかに頼んでいるのかな?
火葬場に宅配を受け付けてくれるところがあったのか?
私は全く気がつかなかった。ただもう早く自分の家に帰りたかった。
その後、叔父の生まれ故郷の東北地方のお寺に埋葬に行った。
お坊さんはお墓のフタを開けると、その中に叔父の骨をザザザーと入れ、空になった骨壺はお寺の軒下に置いた。そこには沢山の空の骨壺が置いてあった。
この先何の使い道もない。これは困ったゴミだなと思った。
骨を陶器の骨壺に入れるのが当然みたいな風潮に疑問がある。
そこは選ばせてほしい。
木箱で十分なんだけど。
私は資料請求をした後、骨壺のことを聞いてみようと思った。