私の今の気持ち
「諦め。」
もうこの一言。
諦めるしかないよね。
これから先は独りと思うとゾワ~とした気持ちになるけど。
私は母を楽しませるために季節の行事を大事にしてきた。
でもこれからは何もする気がしないと思う。
あまり歩けなくなった母のために昨年は植物をいつもより多く買って、せめて庭を見て楽しんでもらおうと思っていたのに、まさか梅やチューリップとかが咲く前に死んでしまうとは思わなかった。
母がよく座ってた商店街のイスを見ても大丈夫だった。
40代と70代くらいの母娘を街中で見かけても大丈夫だった。
母の死後、世界が変わらず動いてることにも違和感は無かった。
だけど道路を歩く時に「この前、この道を歩いてた時は母が生きてたな」とか「このキャベツを買った時はまだ母が生きてたな」みたいな事はよく思う。
キャベツはだいぶ水分が抜けちゃってた。
母は食べ物を捨てるのが嫌いな人だったから、キャベツもなんとか全部刻んでコールスローサラダにして食べてる。
昨日は15年くらい使っていたコタツが壊れてしまった。
上のやつが壊れて、下は予備のコタツ。
予備のは実家の近所に不法投棄されていて10年以上前の夜に母と一緒に拾いにいったもの。
木の部分はノコギリで小さくして今日ゴミに出した。
ガラスの部分は燃えないゴミで出して、金属は金属回収の工場に持って行く予定。
母とずっと一緒に使ってたコタツだから解体するのもしんみりしてしまった。
何もこんな時に壊れなくてもね。
母が生きてる時に壊れれば何とも思わないで捨てられたのに。
1日1日がとても長い。
今日もやっと夜になったわ。
でもこうやって生きていくしかないね。